写真撮っておけばわかりやすかったな(笑)

昨日はカートの片付けをしました。
カートはレーシングカーです。普通の乗用車とは違います。
乗った後に、そのままの状態で置いておいて、次回、また乗れるものではないのです。
レーシングカーについて少し詳しい方ならご存知でしょうが、レーシングカーは
レース終了後、工場に持ち帰って(稀にサーキットで)バラされ、メンテナンスしています。
F1もそうだし、GTもそうです。


では、レーシングカートの片付け(メンテナンス)というのは何をするのでしょうか?
全く知らない人のが多いと思うので、今回は大公開しちゃいます(笑)
(興味が無い!?いやいや、そう言わずに・・・(^-^;)
今回は、全く知らない人にもわかりやすくするため、あえて、一般的に馴染みの薄いパーツの
名前や、細かい手順などは省略します。
なお、こんな日記を書く予定は無かったので、写真は撮っていません(爆)


まず、エンジン内部の清掃です。
レーシングカートは、ガソリンとオイルを混ぜたものを燃料として使っています。
走り終わった状態では、エンジンの中やエンジンまで燃料を運んでいるホースの中に、
この燃料がまだ残った状態です。
そのまま長い間放置しておくと、エンジン内やホース内に残ってしまい、詰まってしまいます。。


エンジン内部の清掃が終わったら、エンジン、マフラー、チェーン、ギアなどを
車体(フレーム)から外します。
そして、それらを余った燃料で洗います。
また、フレームのあちこちにオイルが飛んでいるので、特にオイル汚れが酷いエンジン付近も
燃料で洗います。


続いて、タイヤ、カウルを外します。
こうなると、もう、ほぼフレームだけの状態となります。
フレーム、ホイール、カウルなどなど、ほとんどのパーツをCRCを使用して拭きます。
CRCを使用することで、防錆効果があります。オイル汚れも取れるし。
ただ、ブレーキ周りはCRCでは危険なので、ブレーキパーツクリーナーで!!!
オイル、砂、小石などで、結構汚れているものです。
そして、この拭く作業は、ただボーっと拭くだけの作業ではなく、重要な役割があります。
注意しながら拭くことで、パーツの破損などを見つけることが出来るからです。
今までに何回見つけたことか。本当に重要な作業です。
走行中に壊れると危険だけど、この時点で見つけられれば、危険度もグッと下がるからね。


全部拭き終わったら、全てのパーツが新品並!・・・とは言い過ぎかもしれませんが、
ピカピカになります。
これで、次回の走行時も気持ち良く乗れますね!
何より、ピカピカのマシンはカッコイイし、速そう!
汚い方が走りこんでいる感じがして速そう・・・というのは、レーシングカーでは有り得ません。


文章で書くと、大したことない作業に見えますが、昨日は2人で朝10時から始めて、
途中、食事休憩を2時間取り、夕方17時に終了しました。
まさに一日がかり!(^-^;;;
昨日はエンジン2基(AVANTIとKT100)あったから、その分、時間がかかった。
まぁ、1基でも2人で2時間半〜3時間くらいはかかるかなぁ?
サーキットで片付けまでキッチリやるとなると、2時半くらいに走行終了しないと暗くなっちゃいます。
後回しにすると、汚れが取れにくくなったり、精神的に面倒になっちゃったりするので、
走行当日か翌日に行うようにしています。


意外と片付けが大変なので、片付けが嫌でカートやめちゃう人もいるみたいです。
片付けを有料で請け負うショップもあるくらいだからね。
でも、片付けまでキッチリしてこそ、真のカート乗りって気がします(笑)
カートが好きなら、片付け作業もそれほど苦にならないかもね!
次回、また乗るために・・・って思いも持てるだろうし。


ちなみに、今日は、手荒れしていて、指紋の間にオイルが染み込んで黒いです(爆)